回収できない売掛金、返済の滞った貸付金、未払いの家賃を抱えているなら、債権を売却することが、何年も取り立てに追われずに資金の一部を回収できる最速の方法のひとつです。本ガイドでは、日本における債権売却の仕組みをステップごとに解説します。
債権を売却するとはどういうことか
債権の売却とは、回収する権利を第三者(買い手・投資家)に譲り渡すこと、つまり債権譲渡を指します。対価として、額面を下回る合意価格を受け取ります。債権譲渡は民法第466条以下に定められた正当な取引です。
元の債権者は買い手からただちに代金を受け取り、その債権を手放します。その時点から、新しい所有者が債務者に対して回収を行う権利を持ちます。
ステップ1:その債権が売却できるか確認する
- あなたがその債権の正当な所有者であること。
- 債権が弁済期にあること。支払期限がまだ到来していない債権は売却できません。
- 金銭の支払を内容とする立証可能な債権であること:請求書、契約、判決、債務承認書など。
ステップ2:書類をそろえる
書類が充実しているほど、買い手にとって魅力が増します。請求書と納品書、署名済みの契約書、催告書、メール、不渡り手形、そしてすでに裁判を経ているなら確定判決や支払督促などを準備しましょう。
ステップ3:現実的な売却価格を設定する
価格は債権の年数、債務者の支払能力、そろっている書類によって決まります。一般的な目安として、投資家にとって取引の妙味が出るよう、額面から最低20%の割引を推奨します。古い債権や回収が難しい債権は、より大きな割引が必要になることがあります。
ステップ4:買い手のいる場所に債権を掲載する
Debtalia のマーケットプレイスでは、あなたの債権やポートフォリオを数分で掲載できます。掲載すると、日々債権の購入を探している投資家、法律事務所、ファンドの目に触れるようになります。
ステップ5:交渉して債権譲渡契約を結ぶ
投資家が関心を持つと、直接メールで連絡が入ります。価格が合意に至れば債権譲渡契約書を締結し、買い手が合意額を支払います。その後、債権が譲渡されたことを債務者に書面で通知し、新しい債権者に支払うよう知らせる必要があります。
どのくらい時間がかかるか
掲載はすぐに完了します。オファーが届くまでの速さは、価格の魅力と債権の種類によります。書類が整い、割引が魅力的な債権は、数日から数週間で関心を集めるのが通常です。
まとめ
債権の売却は合法で、安全で、迅速な手続きであり、訴訟のコストや不確実性を負うことなく、ただちに資金を得られます。回収を諦める前に、まずは売りに出してみましょう。詳しい制度は法務省の民法解説などの公的情報もあわせてご確認ください。Debtalia は売り手と買い手をつなぐ場であり、Debtalia 自身が債権を買い取ることはありません。